愛するオトコと愛されないオンナ~面食いだってイイじゃない!?




「わぁ…なんか、すごいね。」

「は、はい、確かに。」



駅前には、雑多なお店、そして、昭和感満載の商店街が続いていた。
実を言うと、私もこの町に来たのは初めてだったりする。
柊司さんがまず行ったことのなさそうな場所、と考えて、あれこれ検索してここに決めた。
それにしても、本当にすごいな。
大げさに言えば、一昔前にタイムスリップしたみたい。



「まずは、どこに行く?」

「じゃあ、商店街を見てみましょうか。」

私達は、商店街を見てみることにした。
この商店街は、日本でも五本の指に入る程、長い商店街らしい。
歩いてる人たちも、中年の人が多いし、みんな服装がすごくラフだ。
ジャージの上下で歩いてる人もいるし、それが全然違和感ない。



「なんか、懐かしい雰囲気だね。
僕、子供の頃にどこだったかは覚えてないけど、ここに似たような商店街に行ったことがあるような気がするよ。」

「そうなんですか。」

柊司さんは、まさかこういう商店街の近くでは育ってないと思うから、きっと、どこかに出かけた時の記憶なんだろうね。
私が子供の頃には、家のすぐ近くに商店街があった。
こじんまりした商店街で、確か、スーパーが出来てから潰れたような…
たいていの商店街はきっとそんな感じで消えていったんだろうな。
今でもこんな風に残ってるのは、なんかすごいことだよね。

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