愛するオトコと愛されないオンナ~面食いだってイイじゃない!?
「タコ焼きって、けっこうお腹が膨れるね。」

「そうですね。粉ものですからね。」

いつも体のことを考えてごはんを作ってくれてる三田さんに、お昼ごはんにたこ焼き食べたなんてバレたら、きっと叱られるね。
これは黙っていよう。



その後も私たちは、長い長い商店街を端っこまで見て歩いて…
そのうちにたこ焼きでいっぱいになってたお腹もこなれてきて、また目に付いたものを食べたり、飲んだりして…
今日は、カロリー摂り過ぎだ。
ますます三田さんに叱られそう。
でも、今日はかなり歩いたから、消費もしてるとは思うんだけど…
とはいえ、やっぱり摂取した方が多いかな。



「今日は本当に楽しかったね。
そろそろ帰ろうか…」

「そうですね。」

柊司さんは、駅ではなく通りに出てタクシーを停めた。
家までけっこう遠いのに…やっぱりこういうところはセレブだなぁって思ってしまう。
結婚したのが普通のサラリーマンだったら、間違ってもこんなことは出来ないよね。



(私って、勝ち組なのかな?)

ふと、そんなことを考えた。
確かにその通りだと思う…
でも、『幸せ』って、お金だけがすべてじゃないんだよね…
かといって、不幸だってわけでもないんだけど…



(私は、贅沢を言い過ぎなのかな?)


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