愛するオトコと愛されないオンナ~面食いだってイイじゃない!?




(はぁ~…)



疲れてるはずなのに、その晩はなかなか寝付けなかった。
なんだか心の中がもやもやしてて…
それが心を重くしていた。



もやもやの原因はなんとなくわかってる。
そう…私は、どんどん柊司さんに惹かれてる。
多分、今までには経験したことがないくらい、異性としての柊司さんに惹かれてるんだ。



考えてみれば、私は恋愛スキルが低すぎる。
学生の頃、人並みに初恋をした。
2歳年上の生徒会長だった。
かっこいいと中学校でも有名な人だったけど、そんな評判を耳にする前に一目惚れした。
そうだ…私は、きっと子供の頃から面食いだったんだね。



でも、生徒会長とは言葉を交わすこともなく、私の初恋は淡くはじけた。
高校の時にも好きになった人はいたけど、それも顔で好きになっただけで、声をかけることさえ出来ず…
なんていうのか、たまに顔を見られるだけで幸せだったんだ。



高3の時、友達の紹介で彼氏らしき人が出来た。
その頃は、彼氏の出来た子がけっこういて、彼氏がいないのは恥ずかしいことだっていう風潮があって…
高校生だった私は、みんなに遅れるのがいやで、友人に紹介された男の子と付き合うことにした。



彼は、けっこう私のことを気に入ってくれたようだったけど、私はどうしても彼のことが好きにはなれなかった。
その理由はひとつ…イケメンじゃなかったからだ。
まったく酷い話だとは思うけど、彼に会っても全然楽しくなくて、いつの間にか、自然消滅した。

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