愛するオトコと愛されないオンナ~面食いだってイイじゃない!?
「え……それはもう縁っていうか……」

美沙は、とっても深い溜め息を吐いた。



「それを言われたら、もうどうしようもないね。
あんた、前世できっと何かすごく良いことしてたんだよ。
だから、ご褒美がもらえたんだ。
あぁ、羨ましい…
あの旦那の子供だったら、きっととっても可愛いだろうね。
旦那に似たら…だけど。」



美沙の言葉が心に刺さった。
私達の間に、子供なんて出来ないよ。
何もないし、これから先だって何もないんだから。



でも、将来的にはどうするんだろう?
跡継ぎは欲しいだろうから、養子をもらうことになるのかな?
そうなった場合、理由はどうするんだろう?
私が子供の出来ない体だから…とか、そういうことにされるのかな?
それはあんまり嬉しくないけど、でも、柊司さん側に問題があるってことにされるのもなんだか可哀想。



あ!そっか。
今は、体外受精っていうものもあるんだ。
そしたら、柊司さんの子供が産めるかもしれない。
でも、柊司さんがどう言うかだよね。
子供に関する話は訊いてみたい気はするけれど、まだそんな話題を出す程、仲良くはなれてない気がする。



「芹香……どうかしたの?」

「え?……あぁ、なんでもない。」
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