愛するオトコと愛されないオンナ~面食いだってイイじゃない!?
カレーを食べて柊司さんのところに戻ると、柊司さんは酷い咳をしていた。
私は、柊司さんの背中をさする。
こんなことしかしてあげられないのが情けない。



「……スポーツドリンクってあるかな?」

ようやく咳のおさまった柊司さんがかすれた声で訊ねた。



「確かありましたよ。
でも、冷えてないから…ちょっとコンビニで買って来ます。」

「いいよ、冷えてなくても…」

「すぐですから。」

コンビニは、マンションを出てすぐのところにある。
10分もあれば行ってこれる。
私はお財布を持って、家を飛び出した。



「沢渡様!」

下に降りたら、渡辺さんに声をかけられた。



「あ、渡辺さん…先程は、どうもありがとうございました。」

「いえ…私は何も…
それで、ご主人様のご加減はいかがですか?」

「はい、インフルエンザだったみたいです。」

「そうでしたか。また何かございましたら、なんでもご相談下さい。」

「はい、どうもありがとうございます。」

コンシェルジュさんにはどういうことを相談して良いのか、まだよくわからないけど、確かに渡辺さんみたいな人がいると心強いね。
そんなことを思いながら、私はコンビニに急いだ。
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