千紘さんのありがた~いお話
だが、俺は、最近では、真昼さんに会うために、あの辺りをうろついているような……。
昨日も自宅に帰るのが遅れ、道場に行くのが遅れて、師匠に怒られた。
それでも、龍平は、いやいや、気のせいだ、と思う。
俺があの間抜けな人妻を好きだとか、そんな莫迦な……。
そう思いながら、春山と話していたが。
春山が、
「じゃあ、先、グラウンド行ってるよ」
と自分がサッカーしに来るものと決めつけ、行ってしまったあとで、背後から声がした。
「朴念仁の貴様が、人妻に惚れるとは。
まあ、意外とそんなものかな?」
振り返ると、細い銀縁眼鏡をかけた端正な顔の男が居た。
少し長髪気味だが、清潔感があるので、違和感はない。
生徒会の副会長、鈴木由也だ。
どう見ても、こっちが会長、という感じなのだが、本人が、
「ナンバー2の方が黒幕っぽくて格好いい」
という理由により、自分が副会長になるために、龍平を会長に推薦したのだ。
……学校の黒幕ってなんだ、と思わなくもないが、本人が喜んでいるので、まあ、いいか、と思っていた。
昨日も自宅に帰るのが遅れ、道場に行くのが遅れて、師匠に怒られた。
それでも、龍平は、いやいや、気のせいだ、と思う。
俺があの間抜けな人妻を好きだとか、そんな莫迦な……。
そう思いながら、春山と話していたが。
春山が、
「じゃあ、先、グラウンド行ってるよ」
と自分がサッカーしに来るものと決めつけ、行ってしまったあとで、背後から声がした。
「朴念仁の貴様が、人妻に惚れるとは。
まあ、意外とそんなものかな?」
振り返ると、細い銀縁眼鏡をかけた端正な顔の男が居た。
少し長髪気味だが、清潔感があるので、違和感はない。
生徒会の副会長、鈴木由也だ。
どう見ても、こっちが会長、という感じなのだが、本人が、
「ナンバー2の方が黒幕っぽくて格好いい」
という理由により、自分が副会長になるために、龍平を会長に推薦したのだ。
……学校の黒幕ってなんだ、と思わなくもないが、本人が喜んでいるので、まあ、いいか、と思っていた。