サヨナラ blue spring
その時…
「これでこの試合は終了です。手持ちの札の枚数を数えて、審査員は本部に試合結果を知らせに来て下さい。」とステージの先生が言う

今聞かなきゃ。
またいつ会えるかわからない。
7組なんて全く接点が無いし、知ってる友達もいない。

「茉希。あのシルバーの眼鏡をかけた、紺色のパーカーを着た彼は知ってる?」

どれ??って顔をして茉希はもう一度7組の男子メンバーに目を向ける
「あー、野球部の人だよね。名前は知らないけど、野球部のはず」
「ふーん。あの人野球部なんだ」

「えっ、あの人がどうかしたの?」
「えっ!?いや……笑顔の素敵な彼だなって思って。ドキドキしちゃった。」

そう恥ずかしそうにつぶやくあたしに茉希はクスクス笑いながら
「いや、無いわ。うん。素敵?いや、無い。」と言い大笑いした。

「いやいや!!!彼の周りのオーラ見た?キラキラしてるよ!!!ねっ!!!!」
あたしは今度は力強く茉希に伝えるが
「うーーーーん。私には彼の良さは良くわからない」
そうつぶやいた。
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