···四人で


紗也がお座りができるまでは
メイソンと蒼空、
メイソンと蒼空と沙織が服を着て
撮影をした。

紗也がお座りができると
蒼空と紗也が二人で。
紗也と沙織が二人で。
それから家族四人で。
いろんなパターンで撮影が行われた。

雑誌も服も売れて反響がすごい。

沙織は、翻訳の仕事も再会し
メイソンも教室を開いた。

少人数せいにしている。
一人で教えるのに
限界があるから。

撮影も入ったりするから
スケジュールも調整して。

沙織もメイソンも幸せだった。

あの時がなかったら
とも思うが、二人にとっては
通らないと行けなかったのだと
二人は思っていた。

メイソンは、49才となり
沙織は、44才。
相変わらず、メイソンはイケメンで
人気もあるが
奥さんを溺愛していて
奥さん以外の人と二人きりにならない
と、生徒さん達も皆わかっていた。
例え、学生でも徹底していた。

沙織は、そんなメイソンを
愛しく思っていたが
『メイソン。
そんなに徹底しなくても
もう、疑うこともないし
信じてるから。』
と、言うが
『俺が嫌なんだ。
サオリに少しでも
ちょっとでも不安を与えるなんて
だから、サオリは何も気にしなくて
良いから。』
と、言うから
沙織は、
『ありがとう、大好きよ。』
と、言うと
メイソンは、沙織を抱き締めて
キスをしながら
『俺は、愛してる。』
と、言って
沙織と今夜も甘い夜を過ごす。

沙織は、自分と一緒でないときに
メイソンが眠れないことを
知っているから
いつもメイソンの思うように
させている。

沙織自身もメイソンを
愛しすぎてる自分に
びっくりしているが・・・・
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