起たたない御曹司君の恋人は魔女

 結沙と良人は話しが終わった事で帰ることになった。

「まいったなぁ・・・まさか事故だったなんて」

 良人が言った。

「車のブレーキ跡が残っていたらしいよ。目撃者もいないみたいで、ひき逃げみたいだね」

 結沙はため息をついた。



 

 病院の門を出てくる良人と結沙。


 すると前方からブロンドの長い髪の、スラッとした背の高い女性が歩いて来た。


 帽子で半分顔を隠している女性。

 かっちりしたスーツ姿に、膝丈のタイトスカートに黒いパンプス。


 
 結沙はその女性をみてハッとなった。



 女性は結沙と良人のそばを通り過ぎて行った。



「あ・・・」


 何かを感じて結沙が立ち止まった。

「どうしたんだ? 結沙」

「・・・嘘・・・」

「はぁ? どうしたんだよ」

「良人、俺・・・反応している・・・」

「はぁ? 何が? 」

「だから、俺のモンが反応してるんだよ! 」


 驚いた目をして、良人はゆっくりと視線を結沙の股間に向けた。


「ん? ・・・わぁ、本当だ! 」


 ちょっとだけ膨らみが解る結沙の股間に、良人は驚いている。


 結沙はゆっくり振り向いた。


 ブロンドの髪の女性はもういなかった。



「まさか・・・あの女の人に? 」

「え? マジかよ。一瞬だけ、通り過ぎただけなのに? 」

「だって・・・なんか胸がキュンとしたから・・・」

「はぁ? お前、今までどんな女にも起たなかったじゃないか」

「そうだけど。なんでかな? 」


 もう一度、結沙は自分の股間に触れてみた。


「あ、治まったみたいだ」


 良人は信じられない顔をしている。


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