起たたない御曹司君の恋人は魔女
それから2週間後。
宗田ホールディング営業部。
毎日バタバタと忙しそうな部署。
そこに新しく派遣社員が入って来た。
「麻中田リラ(マジュタ・リラ)です。よろしくお願いします」
明るいブラウンの髪をボブヘヤーにして、シックなブルーのブラウスに黒いタイトスカートに黒いパンプス。
背丈は高めで170センチくらいありそう。
可愛い丸顔で目は切れ長のちょっとクールな目をしているリラ。
派遣社員として入って来たリラを、男性社員は息を呑んでみていた。
どこか引き寄せられるリラ。
「え・・・」
思わず声を出したのは、宗田結沙(そうだ・ゆいさ)。
現在社長になった結人の息子である。
最近海外から帰ってきた結沙は、営業部で現在修業中。
リラが挨拶が終わりデスクに案内されて来た。
リラの席は結沙の前の席。
結沙はリラを見るとまた
「え? 」
と驚いた顔をした。
「ん? 宗田さん、どうかしたんですか? 」
隣の男性社員が結沙に声をかけた。
「あ・・・い、いや・・・。あ、ちょっと電話鳴っているみたい」
携帯電話を持って結沙は外に出た。
廊下まで来ると、結沙は急ぎ足で向かった。
結沙の向かった先は・・・男子トイレ。
宗田ホールディングはトイレも綺麗で落ち着いている。
結沙は個室に入った。
一息ついて、そっと股間に手を持ってゆく結沙。
「嘘? マジで? 」
驚いている結沙。
「反応している・・・まさか・・・あの子に? 」
結沙はリラを思い出した。
挨拶をしたリラを見た瞬間。
結沙は股間に反応を感じた。
目の前に来たらまた反応した。
触れてみた今。
本当に反応してるのを確認して、思わず嬉しくなった。