先生、好きって言って。
《ウォーキングお疲れ様でした〜。続いてはいくつか質問をします。答えたくない質問があれば手でばってん作って下さいね。では最初に誕生日はいつですか？》
「4月28日です。」
《何型ですか？》
「Ｏ型です。」
《それは意外ですね〜。僕はA型かと思ってましたよ。では続いて、ここからはちょっとプライベートなこと聞いちゃいますね〜。》
「は、はい。」
《直球ですが、好きな人はいますか？》
でた…！
いや、直球すぎるよ。
まぁでもちゃんと答えるか。
「います。」
「「「「うぉーー！！」」」」
観客の男性陣が叫んでいる。
《はいはい、男共はちょっと静かにね。では、その人は誰ですか、とは聞きません。なので、年上か年下かあるいは同級生か教えてくれますか？》
「…年上、です。」
《その人はどんな人ですか？》
どんな人か…
「優しく手を差し伸べてくれる方です。」
《それは助けてくれるとかですか？》
「はい。私が困っていた時に助けてくれて、手を差し伸べて優しく私を立たせてくれました。」
