先生、好きって言って。
駐車場にはお父さんとお母さんが待っていた。
「蘭、卒業おめでとう。さぁ、行きましょうか。」
「しばらくは日本に来ないけど、やり残した事はないかい?まだ少し空港に行くまで余裕はあるけど…。」
と、お父さんが少し心配そうに私に言ってきた。
「お父さんありがとう。でも大丈夫だよ、早く空港に行ってゆっくりしようよ。」
「…まぁ、蘭がそう言うなら…。」
そして、私たちは校門を過ぎると1台の車が停まっていた。
「ん?もしかして、誰かに送って貰うの?」
「あぁ、お父さんの友達が空港まで送ってくれるそうなの。」
すごくありがたい。
それから、私はお父さんのお友達に挨拶をしてから車に乗りこみ空港へと向かった。