先生、好きって言って。




「涼。何でここまでしてくれるの?」





優しすぎるよ…。





「だって、蘭ちゃんの事好きだもん。」




「で、でも私は先生が好きで…」




「僕はね、先生を一途に思ってる蘭ちゃんに一目惚れしたんだ。だから、僕の気持ちはいいから蘭ちゃんに幸せになってもらいたいんだよ。」



そんな……



「…それって辛くないの?」




「そりゃあ辛いよ。僕もまだ蘭ちゃんの事諦めてないし、チャンスがあれば僕のモノにしたい。でもそれ以上に蘭ちゃんの幸せを願ってるんだよ。蘭ちゃんが幸せなら僕も幸せ。」





涼…。




「涼の彼女になる人は幸せ者だ。」




「そうだよ〜。だから、蘭ちゃん絶対後悔するよ。」




「それはない…笑」




「えーひどーい。」




「ははっ。何か涼と話してたら元気出てきた。ありがとうね。」




「うん!蘭ちゃんは笑顔が1番似合うよ。」




笑顔か…。




そういえば、前にも先生に笑顔が素敵だって褒められた事あったっけ。





< 36 / 180 >

この作品をシェア

pagetop