先生、好きって言って。









キーンコーンカーンコーン




…んー。





わ!何時?!






うわ最悪。





今日の授業全部終わっちゃった。





ってことは、私午後の授業全部寝てたって事?





やっちゃったよ〜。






すると、何やら廊下からドタドタドタとデカい足音が聞こえてきた。





ガラガラガラッ!





「蘭ちゃん!」





「あ、涼。おはよう。」





「あぁおはよう。じゃなくて、お腹は大丈夫?とりあえず荷物持ってきたし一緒に帰ろ!」





「ありがとう。や、実は仮病なんだよね…。先生と顔合わせるのきついなって思って。」





「やっぱり、そんな事だろうなって思ったよ。まぁ、少しはゆっくり出来たんじゃない?今日は朝から疲れたでしょ。」





確かにね。





色んな出来事に頭がついていかなかったよ。





「うん、でももう大丈夫。涼、今日はアイス買って帰ろ。」



「そうしよう!よし、行くよー!」



と、涼は嬉しそうだ。



「今日は私が奢ってあげる。」



「え、ほんと?ありがとう!」



「うん!」





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