The Last -凶悪-
“ピー!!!ガガッ・・”
「「・・・・?」」
その時、机に置いていた無線が鳴った。
“もしまた硫酸魔が現れたら、リアルタイムで1課へも無線連絡するように”
2件目の発生を受けて、
平松刑事部長から全所轄へ連絡して貰っていたので、すぐに高山が手に取る。
<赤坂警察署から本庁へ。
赤坂警察署から本庁へ。>
「こちら捜査1課 高山。どうぞ。」
<23時30分、
女性が倒れているとの110有。
駆けつけた署員、硫酸被害を確認。>
高山と目が合う。
・・くそっ・・
3件目が起きてしまったか・・!
「こちら1課 高山。被害者の容態は?」
<腕や足、数カ所が折られている模様。
何より・・・>
「どうした?」
<広範囲にわたって、
【顔面】に硫酸をかけられた模様。
現在、緊急搬送中。
持ち物と思われる財布から身元が分かりましたが、
顔が大火傷の為、
免許証との本人確認は出来ていません。>
「分かった。とりあえず免許証の情報を教えてくれ。こちらでも確認を進める。」