守る理由。

「…なんだ、あんた。」



そう声をかけてくる男の人は…見た目的に20歳くらいだろうか。

黒く…肩より長い、男性にしては少し長めで…綺麗な髪をしていて、前髪は少し長め…その長めの前髪を右側へ流している。

そして瞳は青く…とても綺麗な色をしている。

…何より…顔が、とても綺麗…ここまで美形な人なんてそうそう居ないだろう。

そう思うくらい…本当に、素敵な人で…



「聞いているのか。」

『ぅえっ…！？』



思わず変な声を出してしまう。

…確実に、見惚れていた。



「…何なんだ。」



綺麗な顔を歪めながらそう聞いてくる彼。



何だかとても悲しい気持ちになったんですけどどうしてくれますか。



そう思いながらも、しっかりと返事するために彼の顔を見る。

…やはり、とても整った綺麗な顔をしている人だ。