しあわせ食堂の異世界ご飯4
(あとは、人気の先生がいるとか?)
 しかし、授業の実績がないため現時点で判断することはできないだろう。
(私が学校で楽しかったこととか、楽しみにしてたことだとどうだろう?)
「――あ」
 閃いた。
 今日の私は冴えてるかもしれないと、アリアはリントを見る。
「何か名案が浮かんだのか?」
 リントの問いかけに、ゆっくり頷く。
「子供が五年間学校に行くのって、それだけで結構大変だと思うんですよ。ほら、外でご飯を食べるとお金もかかりますし」
 家で食べるのと比べると、やっぱり食費がかさんでしまう。仮にお弁当にしたとしても、母親の手間が増えてしまい、これがかなりのデメリットになる。
 そこでアリアが提案するのは、前世の彼女が学校でとっても楽しみだったとある時間だ。
「学園に、『給食』を導入したらいいんです!」
 ぱんと手を叩いて、名案だとアリアは瞳を輝かせる。
「きゅうしょく?」
 親が食事のことを気にする必要はなくなるし、何より子供は給食の時間が大好きだとアリアは思っている。
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