しあわせ食堂の異世界ご飯5
動機が給食、どんとこいだ。
そのためにアリアが監修になったのだから、もっともっと子供が興味を持ってくれたらいいなと思う。
「それなら、俺がふたりを送っていくときに学園の説明もしてくるよ。まあ、ふたりの母親も学園のことは知ってるだろうし」
大丈夫だろうと、カミルが言う。
ただ、ひとつだけ問題がある。
「学園は七歳にならないと入れないぞ?」
「大丈夫、ララは七歳だから! ありがとう、カミルお兄ちゃん! ララ、頑張って学園に通うね!」
「ララちゃんばっかりずるい! わたしだって唐揚げ食べに行きたいのに……」
ナタリーは五歳なので、学園に入学できるのは最短でも再来年だ。そのころには希望者も多くなっているだろうから、すんなり入学できるとも限らない。
(もしかしたら、試験ができたりするかもしれないよね?)
入学人数が限られているので、どうしても全員を受け入れることは難しい。学園の数が増えたら一番いいけれど、そう簡単な問題ではないだろう。
「……大丈夫。学園に通い始めるまでは、しあわせ食堂に遊びにおいで。クウちゃんもいるから、きっと学園と同じくらい楽しいよ」
「くうちゃんと遊びたい!」
そのためにアリアが監修になったのだから、もっともっと子供が興味を持ってくれたらいいなと思う。
「それなら、俺がふたりを送っていくときに学園の説明もしてくるよ。まあ、ふたりの母親も学園のことは知ってるだろうし」
大丈夫だろうと、カミルが言う。
ただ、ひとつだけ問題がある。
「学園は七歳にならないと入れないぞ?」
「大丈夫、ララは七歳だから! ありがとう、カミルお兄ちゃん! ララ、頑張って学園に通うね!」
「ララちゃんばっかりずるい! わたしだって唐揚げ食べに行きたいのに……」
ナタリーは五歳なので、学園に入学できるのは最短でも再来年だ。そのころには希望者も多くなっているだろうから、すんなり入学できるとも限らない。
(もしかしたら、試験ができたりするかもしれないよね?)
入学人数が限られているので、どうしても全員を受け入れることは難しい。学園の数が増えたら一番いいけれど、そう簡単な問題ではないだろう。
「……大丈夫。学園に通い始めるまでは、しあわせ食堂に遊びにおいで。クウちゃんもいるから、きっと学園と同じくらい楽しいよ」
「くうちゃんと遊びたい!」