しあわせ食堂の異世界ご飯5
料理人としてこの大舞台に立ったことは少し気恥ずかしかったけれど、給食に携わることができてよかったと、子供たちの笑顔を見て思うのだった。
***
学園が始まって何日か経ったころ、しあわせ食堂にリントとローレンツのふたりがやってきた。
もう終わりかけで、カレーの残りもあと少し。落ち着くタイミングを見計らって来てくれたようだ。
「いらっしゃいませ、リントさん、ローレンツさん」
シャルルが席へ案内をし、もうカレーしか残っていないことを告げるとふたりは苦笑した。
「やっぱり、ハンバーグと新しいメニューのナポリタンはすぐ品切れになってしまうか。残念だな」
「はい。好評なのは嬉しいんですけど、早めになくなっちゃいますね」
「なら、カレーをふたつ」
リントがローレンツの分も一緒に頼むと、シャルルは笑顔で頷いた。
席に座り落ち着いた青年は、リント。
柔らかな銀色の髪に、青の瞳。凛とし整っている顔立ちはとても人目を引くのだけれど、リントとはお忍びの偽名で――本名はリベルト・ジェーロという。
そう、彼はこのジェーロ帝国の皇帝陛下だ。
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学園が始まって何日か経ったころ、しあわせ食堂にリントとローレンツのふたりがやってきた。
もう終わりかけで、カレーの残りもあと少し。落ち着くタイミングを見計らって来てくれたようだ。
「いらっしゃいませ、リントさん、ローレンツさん」
シャルルが席へ案内をし、もうカレーしか残っていないことを告げるとふたりは苦笑した。
「やっぱり、ハンバーグと新しいメニューのナポリタンはすぐ品切れになってしまうか。残念だな」
「はい。好評なのは嬉しいんですけど、早めになくなっちゃいますね」
「なら、カレーをふたつ」
リントがローレンツの分も一緒に頼むと、シャルルは笑顔で頷いた。
席に座り落ち着いた青年は、リント。
柔らかな銀色の髪に、青の瞳。凛とし整っている顔立ちはとても人目を引くのだけれど、リントとはお忍びの偽名で――本名はリベルト・ジェーロという。
そう、彼はこのジェーロ帝国の皇帝陛下だ。