我妻教育3
*.*.*.2.木曜日
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〔明日の和食1日コース。この講座に参加できないか?
料理教室には一度参加してみたいと思っていたのだ〕

急な求婚の翌日。
スマホに啓志郎くんからのメッセージ。

すぐに講座の空き状況を調べる。

炊鮮(スイセン)クッキングスクールという料理教室が今の職場。

昨年末に、それまで勤めていた料理研究家・マダム座黒(ザクロ)の個人事務所(座黒料理研究所)を辞めて、再就職した。

週5日(水・日休み)、9時から17時までの契約社員として勤務してる。

ある程度仕事ぶりは評価されていて、年末の契約更新時に正社員になれる予定。
社長からはそのように言われている。


啓志郎くんのいう和食1日コースとは、うちの人気の初心者用の講座だ。
和食の定食メニューを一回完結(2時間制)で学ぶことができる。

ちょうどキャンセルが出てて、まだ空きがあった。

〔大丈夫だよ~!予約取っておくね♪d(^-^)〕

〔ありがとう。では明日。楽しみにしている〕

〔こちらこそ!お待ちしてます!楽しみにしてるね(*^^*)〕

啓志郎くんがうちの料理教室の講座に参加してくれるなんて、緊張するな~。楽しみではあるけど。


――昨日は一体何が起こったのか。
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