私が朝 泣いた理由
「やべ〜〜もうちょっとで2時だよ〜〜」



「もうちょっとって…あと45分もあるんですけど?」


「こんなに時間って早く進むっけ??」






今にも泣き出しそうな輝の声。






やっと上り詰めた最終面接の結果が





今日の2時までに電話でくるらしい。






そのため、今日は一日中輝の部屋で待機していた。





緊張で声は震えて落ち着きがない…。





部屋をグルグルしては「カオルぅ〜」と泣きまね。





「あぁ…もう俺ダメだったのかな?ここ落ちたらやべぇよ!」



「大丈夫!大丈夫だから!!」





私は輝の手を取った。




震えが凄い…。





いつもの冷静な輝は居なかった。





神様!早く輝を楽にしてあげて!!





♪♪♪




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