私が朝 泣いた理由
耳をふさぎながら輝の方を見てみた。





窓に向かって両腕をあげてる…。





電話は終わったみたい。





耳から手を話したら部屋中に「やったぁぁぁぁ!」の声が響いていた。





「輝?」





「カオルやったよ!俺、内定もらえたよ!!」





「やった〜〜〜!おめでとう!」





輝が今までにないくらい強く私を抱きしめてきた。





「痛いよ輝ぅ」





「ちょっと我慢して!今この手話したら嬉し過ぎて部屋中走り回りそう」





「あははっ。輝、よかったね」



「うん。ありがとう」



「どういたしまして」





「なあカオル?」



「ん?」






「一緒に…暮らさない?」



「へっ?」



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