執着求愛~一途な御曹司の滴る独占欲~

「まどかも俺を愛してくれているって、ちゃんと伝わってる」

 私は左手にはめられた指輪を見下ろしながら、涙をこらえ『うん』とうなずく。

 そして顔をあげると、こちらに近づいていた雅文とこつんと額がぶつかった。
 ふたりとも驚いて目を丸くして、同じタイミングで噴き出す。
 くすくす笑いながら、鼻先をこすりあわせるように短いキスをくりかえす。

「もう一生、まどかを離さないから」

 キスの合間にささやかれ、幸せすぎて涙がこみあげてきた。


 本当はずっと思いあっていたのに、ふたりとも臆病で不器用だったせいで三年も遠回りをした。
 それでもお互いの気持ちが揺るがなかったことが、すごくすごくうれしかった。

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