5時からはじまる甘い罠。



さらり、と白状してしまうお友達に、内心、何言ってるんですかーーー!と焦る。



廉くんがわたしをジロリとみて、



「……そうなの?」



わたしは無言で目をそらす。


廉くんはわたしの手を取ると、



「わ」



強引に歩き出した。



「帰ろ」



「じ、授業は」



「早退。

俺の部屋、いく。

今日親、いない」



有無を言わせない態度。



「え、でも」



「俺、反省してるんだ。

お前を不安にさせないように、態度で示さないとね」



予想外すぎる展開。



れ、廉くん……と慌てるわたしに、廉くんは振り返って言った。



「俺のカッコ悪いとこが見たいなら、これから嫌ってほど見せてあげるよ」



2人きりで、と悪魔的に笑う廉くん。



わたしは計画の成功を悟ると同時に、今日のいたずらを心底後悔した。





END





……授業にはきちんと出ましょう。
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