これからもずっと君のとなりに。

* 優斗くんという人


梨那side♬


****


その日の昼休み。


いつも通り茉依とまなと凜ちゃんと教室でお昼を食べていた。


他の子と話さないわけじゃないけど、私達はいつも基本、四人で行動していた。


すると、突然クラスの女の子に声をかけられた。


この子は確か、凜ちゃんと席が前後の相馬 晴歌 (そうま はるか) ちゃんだ。


「梨那ちゃん、山崎君が呼んでるよ。」

山崎君……?

私の知り合いにそんな人いたっけ?


私が首を傾げていると、茉依がまさか、という顔をしながら口を開いた。


「それってもしかして、A組の山崎君?」

「そう!なんか梨那ちゃんと話がしたいんだって。」


晴歌ちゃんはそう言いながら、教室の外を見た。


私もつられてそっちの方を見ると、こっちを見ながら手を振っている山崎君がいた。


…これはどういう風の吹き回しなのでしょう?
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