これからもずっと君のとなりに。

私が状況を掴めずにいると、本日二度目、三人のため息がそろった。


「…なんでこうなったかは分からないけど、あんまりいい展開とは言えないね…」

「ええ。ちょっとめんどくさいことになったかもね…」

「…もしかして、今朝遭遇したことが原因だったりして…」


…三人とも何を言ってるのかな?

私にも分かるように説明してほしいんだけど。


「…凜ちゃん達、どうかしたの…?」

あ、いた!

ここにも会話の意味が分からない子。


「…茉依達、取り敢えず行ってくるね。なんか良く分からないけど。」


私がそう言って立ち上がれば、一斉に焦り出す三人。


「待って!私達も行く。何の用事かも分からないのに、梨那を一人で行かせられない。」


そう言う茉依と、隣で頷くまなと凜ちゃん。
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