二度目は本物の恋をしよう【番外編追加】
毎日通る会社のある駅からの道、一本道だけど約10分程度かかる観光地にもなっていて、昼夜問わず人通りが多く、少々大変だけど出社時間の早い私にはあまり影響がない

入社後、研修期間が約1時間あるが、研修期間を終え本配属された職場はシステム開発部門だった。

そして最初の半年間はベンダオフィスへの常駐だった。私が入社した会社は電気メーカー業界では大手企業だ。我社がベンダへ発注しているシステムのノウハウを学ぶという理由から、半年間はベンダさんのもとで修業しろ、ということらしい。

今のところ、仕事はやりがいもあり勉強にもなる。しかし、何しろオジサンばかりなのだ。フロアない200人程度の大所帯で、私が配属されているチームは20人弱だが、200人中女子5人。いずれも他のチームなので全く接点なし。

男性も1コ上の先輩の他一番近い年齢の人が8コ上。ランチタイムはOL同士外でランチ、なんて一度やってみたい。社食でお昼を済ませたあと、爪楊枝をくわえたまま歩くオジサンたちを横目にため息の毎日だった。
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