二度目は本物の恋をしよう【番外編追加】
マシン室に行ったら、ちょうど愛海が出てくるところだった。
「お疲れ」
「お疲れ様です。試験ですか?」
「うん。愛海は?」
「終わりました。バグなしです!
お先に」
バグなし、ということはベンダと打合せすれば、今日は残業なしだろう。もしかしたら、ベンダと懇親会に雪崩れ込むかもしれない。ダメ元で誘ってみるか。
今戻ったばかりだから席にいるだろう。メッセージを送ってみる。すぐにOKです!と返信があった。
思わず笑みがこぼれる。今日、愛海と会える。どこに行こうか。朝まで一緒に過ごせるだろうか。
ちょっとおしゃれな居酒屋風のお店で食事をする。愛海は全く飲まないが、俺は間が持たないのもあり、グラス1杯飲む。朝まで一緒にいられるか?と誘うとニコっと笑い、はい、と小さな声で返事すると少し赤くなって俯いた。可愛くて、思わず頬に触りたくなるがタイミングがつかめず・・・
食事が始まってすぐ誘ってくれてうれしかった、ありがとうございますと言ってくれた。俺が誘うのを待っててくれたということだろうか。だったら愛海から誘ってくれればいいものの・・・
もしかして・・・俺に彼女がいることを気にしているのだろうか。今は距離を置いていることを話したほうがいいだろうか。だが、まだ正式に別れたわけではない。変に混乱させるのもよくない。
愛海は、初めて一緒に過ごしたときより大分リラックスしてくれていたがまだ俺に慣れない。そこも可愛いのだが、距離をおかれているみたいで歯がゆい。もっと頻繁に誘ってもいいのだろうか。