二度目は本物の恋をしよう【番外編追加】

「お待たせしてすみません」

「ん。全然。お腹すいてる?」

「まあまあです。でも東山さんは飲みたいでしょ?」

「ん~、でもお腹ペコペコだし、お好み焼き行かない?」

「あ、いいですね。坂上がったところの広島焼き」

「うん。行こう」

やっぱいいな。東山さんといるだけでドキドキする。

食事の後は、二人きりになれる場所へ、お決まりのコースだ。一応、私の意思は気かれるけど・・・朝までいることが通常で、長くて甘い時間を過ごす。

多分彼は、朝まで一緒にいることができる日、金曜日が調整できたときにに私を誘っている。「調整」・・・彼女優先だからか、私へのお誘いは月に1回あるかないか。

今日一緒に過ごすのは早い方で3週間空いていない。
珍しく短い期間でのお誘いだったので、昼間、仕事中に内線電話でのお誘いはかなり驚いたがその何倍もうれしかった。

お酒の飲めない私と一緒の時もお酒の好きな彼は少しだけ飲む。いつもクールな東山さんだけど飲めば少し陽気になり口数も多くなる。
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