【完】俺様彼氏は、甘く噛みつく。
「今宵、最後のテストの時さみしそうにしてたもんね。またあの時みたいにわいわいやろうよ?」
ルイちゃんがにこっと微笑んだ。
そして「あ」と声をだしながら、なぜか駆くんを見て。
「もしかして駆くん、まろやんに聞いたんじゃない?今宵が最後のケーキパーティで寂しくなって泣いた話……」
「る、ルイちゃん!しぃ!」
寂しくて泣いたとか、そんな恥ずかしいこと言わないで……!
「卒業式より泣いてたって聞いた」
まろやん……駆くんにそんな情報流さないで……。