【完】俺様彼氏は、甘く噛みつく。

音羽くんのノートがあたしの席の方に傾けられた。




〈なんかあった?彼氏のことでしょ?〉



音羽くんは……さっき金髪君が言ってた話を噂で聞いたのかな。



ノートで筆談して聞いてみたら、
やっぱり音羽くんは金髪くんの言っていた話を知っていた。



なんと音羽くんのいとこが、二条先輩を二位にしたっていう学校一の美人の親友さんのことだったっていう、世間の狭さ。




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