完璧人間サマは私に夢中。

時間が経つのは早く、もう文化祭が終わってしまった。



ごはんを食べたあともレオ先パイと2人で校内をまわり、それなりに楽しく過ごすことができた。



閉会式をレオ先パイとおそろいの浴衣で出たのは本当に恥ずかしかったけど…。



元々見世物みたいになっていたし、仕方ないと割り切るしかなかった。




「朝と同じで凪が着替えさせてくれるから。」


「あ…、はい。」


古坂さんのこと、すっかり忘れてた…。



一旦忘れようって決めたのは私だけど、こんなにすっきり忘れてしまっていた自分に驚いた。



レオ先パイのクラスへ行き、朝と同じ部屋に入る。




「お疲れ様でございます。」


「お疲れ、様です…。」


相変わらず綺麗な古坂さんは、テキパキと私から帯やら浴衣やらを剥ぎ取っていく。



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