完璧人間サマは私に夢中。
「貴女は?どうして生徒会に?」
「レオ先パイに推薦されて…?」
「まぁ。
あの方に推薦されるなんて、余程能力が高いのね。」
「あ、いや、そんなことは…。」
生徒会室に着いてしまって、弁明もできずに中に入る。
「カレン、トワ。座って。」
レオ先パイに促されて前に座った席に座る。
既に中にいたマサ先パイやリヒト先パイも前と同じ席にいるから、定位置なんだろう。
「おっまた〜!
お、ラッキー。最後じゃない!」
凛ちゃんが豪快に扉を開けて入ってきた。
「もう少し余裕を持って行動しなさい。」
「嫌だ!
凛はレオみたいに完璧人間にはならない!」
「なれない、の間違いだろ。」
「マサ。それは言わないで。
悲しくなるじゃん。」