極道の娘の恋物語
東条組が勝ち、西口組と一緒に屋敷に入ってくると

「椿さん、玲太叔父さん、蓮さん今日はありがとうございます。」

楓は応援に来てくれた西口組にお礼を言う。

「いいのよ楓ちゃん!困った時はお互い様よ〜!」

椿は楓には優しい。


「蓮さん話があります。別室を用意させますので来ていただけますか?」

「わかった。行こう。ちょうど俺も話があった。」



私達は別室に向かった。

「蓮、家の舎弟の中に情報を流してる奴がいる。証拠を掴ませないあたり慣れてる。」


楓は蓮と2人の時には敬語を使わない。

「だから今日も東条組に後燕達が?」

「おそらく。今日は西口組が来てくれたから助かったけど…。いなかったらまけてたかもしれない。」

そう。東条組は武器を使わない限り負けてしまう。

初代東条組組長が決めたのだ。

楓の父の桐も約束を守っている。

「まあ今日は勝てたから良いだろう。」

「そうね…。…あとお願いがあるのよ。情報を流してる奴を見つけて欲しいの。蓮そういうの得意でしょ?」

「ただしくは俺の友達。」
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