彼はネガティブ妄想チェリーボーイ
部活が終わると、家に急いで帰ってシャワーを浴びる。

まだ17時。
少し時間があるから、いつもここでベッドに倒れる。

この時寝ておけば、ご飯の後に宿題進める余裕ができる。

いつも起きる時間は大体一緒で19時半前。
腹が減って起きる。
本当は19時に起きたいんだけど、いつもいつも寝過ぎてしまう。

急いで沙和ん家に行く。

「めっちゃ腹減ったー。」

席に着くと、まっさきに口から出た。

「おつかれ。」
「昼から何も食ってねえよ。ごはんっ、ごはんっ、ごはんっ、ごはんっ!」
「子どもか。」

沙和がそう言って笑う。

おばさんが定食をすぐに持ってきてくれた。
うまそー。

すぐに箸に手が伸びる。

「わー、いただきまーす!」
「ゆっくり食べなよ。」

俺のテンション高い声に対して、沙和が落ち着いた声で言う。
安定感があっていい。

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