私の彼は世界一の有名人。〜世界トプ選手との恋愛事情〜

『あ、ねぇ、余ってるボールある？』



『ボール？あるけど』



そう言ってルートがボールを持ってきてくれる。



ふむふむ、ふむふむ。



『どうかした？』



『いや、ボールって企業で
少しずつ造りが違うじゃない』



『まぁ、そうだね。』



『その中で何種類か
レオが苦手なボールがあるのよ』



『え！？そんなんあるの！？』



『たしか、蹴った感触が嫌いってほどよ』



『へー』



『だからこれはそうかなーって
ありがとう』



ボールをルートに返す



『ん、
それで、これはどーだった？』



『別に嫌いなやつじゃないみたい』



『それは良かった』



『ふふ、あ、危ない！』



ボールがこちらに飛んでくる。



気付いた時には既に遅し



こーん。



『いったぁぁぁあー！！！！』



『おう、悪ぃルート』



『サンス！絶対思ってないだろ！』



ルートがサンスに向かって思いっきり投げるが
さすが代表、簡単に受け取る。



『思ってるって！
じゃーな！千夏！』



片手を上げて去っていく



『そこで千夏な時点で思ってねーよ！』



『ふふ、』



『もー、どうにかしてよあいつら』



『残念。貴方の監督に
私もアイツらと1括りにされてるわ』



『あぁ、アホーズ』



『そう、アホーズ。』