私の彼は世界一の有名人。〜世界トプ選手との恋愛事情〜
あー、ダメだ。



ナーベラと初めて出会ったこと思い出したら
何だか笑えてくる。



こんなとこで一人で笑ってたら
確実にやばいやつじゃん。



中庭の桜の木の場所に出る。



あー、帰ろ。



『チナツ。』



...........



イヤイヤ後ろを振り向く。



黒髪で綺麗なブルー色の瞳。



女子が羨むようなバッサバサのまつ毛に
西端な顔立ち。



そして極めつけは立派な体つき。



えぇ、そーです、ラガーマンです。



『待ってたよ!!』



『私は待ってません。』



『相変わらず冷たいな。』



苦笑するラガーマン、スティーブン・ケイン。



そう、今、この時代において
右に出るものは居ないと言われる
ラガーマンの最高峰。



ラグビー会の宝。



レオの、目標とする人。



それが彼。



スティーブン・ケイン。



そう、何故か私はその国宝級の人に
何故か懐かれた。



いや、知り合いになる理由は分かる。



『あー!!!!
お兄ちゃんまた来てる!!!
帰ってよ!!!』



そう、ナーベラ・ケイン



彼女の兄なのだ。



『やぁ、ナーベラ、久しぶり。』



なのになぜ懐かれる!!!
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