【放浪恋愛】まりなの日記

【でも…やっぱり働かなきゃ…】

11月24日・晴れ

アタシは、カレと同棲生活をしていたけど、カレの超大金にイソンしていたらダメになると思っていたので、21日にパートサテライトへ行って仕事を探していた…

アタシは、パートサテライトからの紹介でJR岩国駅前にあるフジグラン岩国のフードコートの中にあるめん類店に23日から出勤をしました。

月給は8万円です。

下関の食品製造工場の時と比べて、お給料が若干減ったけど、いつまでもカレの超大金をアテにしてはダメだと必死に言い聞かせながら働いていました。

アタシは、朝から夜までチュウボウにいて、お客様が食べ終えためん類や丼もののどんぶりやビビンバの入れ物を洗う仕事をしていました。

アタシは、カレがナンバーワンホストで超大金を連日稼いで、豪華な金品や豪華な会員制リゾートの会員権などを持っていると言うことで同棲生活を送ってはったけど、やっぱり心のどこかではジレンマを抱えていました。

…と言う理由は、こう言うことであった…

カレの超大金は実力で稼いだおカネなのだろうか?

どうやってカレは車を6台を買ったのか?

超豪華な会員制リゾートの会員権も名門のゴルフ場の会員権もどうやって手にしたのだろうか?

アタシは、心のどこかでカレへの疑念をひどく抱いていた…

そのように思うと、アタシは夜も眠れないほど不安になってしまう…

アタシは、毎晩のようにカレと同じベッドで眠っているとき、今治で年下のホストとトラブって、近見山の雑木林で数人の男のグループに犯されて、恥ずかしい姿をさらされたことが夢の中に出てくる…

イヤ!!

思い出したくないわ!!

誰か…助けて!!

助けて!!

何なの…

また恐ろしい夢を見てしまうなんて…

アタシが目をさました時、心身が凍りついていて、ひどくふるえていた…

そんなとき、彼が起きて、ひどく震えているアタシに『大丈夫?』と優しく声をかけていた…

アタシはカレに『怖いよぉ…怖いよぉ…お願い…抱いて…アタシを抱いて…』と言うて、愛を求めていた…

「まりな。」
「たくみぃ…」

カレは、何も言わずにアタシを抱いていたけど、アタシはどんなにカレに抱かれても、あの時に受けた恐怖をぬぐい去ることはできなかった…

それでもカレは…

アタシを抱いてくれた…

だけど…

やっぱり、怖いよぉ…
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