【放浪恋愛】まりなの日記

【助けてよぉ…】

１月24日・晴れ

この日はどうにかバイトに行くことができたけど、気持ちがザワザワとしてはったけん心がひどく動揺していた…

この日の午後、Ｃさんがアタシの元にやって来て『顔の怖い債権者が事務所に居すわっているので、困っている…まりなさん、助けてぇ～』と泣きつかれたけん、アタシは仕方なく事務所へ行った…

この時、アタシは恐ろしいもんみたけん、たまげてもうた…

その前に、事務所でどななやり取りがあったのかを話します。

「あんたね!!いつまで事務所に居すわるつもりでいてはるのかしら!?店の営業を妨害しにきたんやったら、アタシの知人の知人のヤクザを呼ぶけん!!」

アタシは、債権者の男対してヤクザを呼ぶぞと凄んで行った…

男は、アタシにこう言うて凄んできた…

「まりなさん、こっちかてこのままでは帰れまへんねん!!上から今日中に債権を取り立てこいと言われとるさかいに…あんたのカレがぎょうさん残した車のローンの残高をまりなさんが耳をそろえて今日中にはろてくれたらええだけなのに、抵抗する気でっか!?」
「あんたね!!アタシはあいつが残した借金は１文も払えへんねん!!あのね!!アタシはバイト中なのよ!!よその職場に土足で強引に押し掛けて来るなんてどういうコンタンなのかしら!?帰りなさいよ!!」
「何やと!?」

それから数分後、男はアタシあての親展と書かれた茶封筒を置いて帰って行った…

アタシは、早速親展書を開けて、書面をみてみた…

そしたら…

書面は、カレが購入した車のローンの残高が合計７億円と記載されている督促状（トクソクジョウ）であった…

アタシはそれをみてたまげたあと、無力感に襲われてもうた…

キーッ!!

冗談じゃないわよ!!

アタシは、督促状を破り捨てた後、髪の毛を思い切りかきむしりながらイライラとしていた…