【放浪恋愛】まりなの日記

【再び掛け持ちバイトの日々】

4月8日・晴れ

アタシは、2月6日から知人の紹介で、お好み焼き横丁にあるお好み焼き屋さんでバイトを始めました。

お好み焼き屋さんのチュウボウで、具材に使うキャベツを千切りに切り刻む仕事をしていますが、それだけでは足りへんけん、お好み焼き屋さんのバイトの後、紙屋町東にあるファミマとかけもちでお金を稼いでいました。

バイトは、昼の3時から9時までがお好み焼き屋さんで、夜の10時から明け方の5時までファミマでバイトと言う形ですが、それだけでもまだまだ十分な収入とは言えませんでした。

不足分は、宮島競艇場のスナックコーナーのチュウボウで冷凍めんをゆがく仕事もしていたし、お好み焼き屋さんのバイトが休みの時は、マツダスタジアムでビールの売り子さんやEスタ(エディオンスタジアムの略・Jリーグ)でサンドイッチの売り子さんもしていたし、広島市内のデリヘル店でも働いていました。

あの大事件から2ヶ月が過ぎましたが、アタシはあいつの家族とひどい大ゲンカを起こしているので、由宇の近辺に行くことができなくなっていました。

もちろん、岩国のフジグランでお世話になったCさんとも気まずい状態になっていたので、アタシは孤立無援状態におちいっていました。

せやから、アタシは必死になって働いて、お金を貯めて、女ひとりでも生きて行けるようにがんばるよりほかはありませんでした。

とにかく今は…

心から安心できる居場所を早く見つけなければ…
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