クールなオオカミの過剰な溺愛
「何それ…煌哉、趣味悪すぎだよ。
とりあえず目を覚まして私から離れ…」
「千紗以上のいい女に出会ったことねぇよ」
「本気で言ってる?
こんな女捨てた私なんか…」
ダメだ、まったく表情を変えない煌哉。
どうやら私から離れるつもりがないらしい。
「大丈夫、また千紗を女にすればいい話だから」
「……へ」
そう言った煌哉は妖艶な笑みを浮かべたものだから、思わずドキッとしてしまう。
何故だろう、危険だと感じてしまうのは。
ゆっくりと煌哉の整った顔が近づいてきた。
これは、もしかして…もしかすると……!?
き、キスされる───?
ぎゅっときつく目を閉じた私はなんとか回避しようと、顔を横に背ける。