女40歳、お嫁にもらってもらいます!
「郁美のこのプロジェクトの邪魔だけはしたくない。」

天井をじっと見つめる晃太朗の表情は硬い。

そして私の手をぐっと握った。

「今晩はこれで我慢します。…郁美の身体が大事だから。」

「晃太朗…、ありがとう。」

私の身体から、スッと力が抜けた瞬間だった。

晃太朗は仕事の事ももちろんだけど、私の身体も労わってくれている。

こんなに大事にされて良いんだろうか。

気持ちがほっこりして、くすぐったい。

晃太朗も緊張して疲れていたんだろう。

静かに寝息を立て始めた事に私は気が付いた。

その反面、私はなかなか寝付けない。

さっき新幹線で眠れたからだろうか。

それとも…、好きな人を横にして、ただ寝付けないんだろうか。

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