女40歳、お嫁にもらってもらいます!
そこへ自分のデスクから書類を持った大野くんが駆け寄った。

「大野らしくないな。」

主任が私も思っていた事をつぶやく。

そして私は心の中で大野くんに謝罪する。

さすがに私とは仕事をやりにくいよね。

私は上司という立場だから、大野くんよりまだマシ。

ささいな報告だって、きっとしにくいに違いない。

でも…、彼の最後の仕事の邪魔をしたくない。

そう痛烈に感じた。

その為には、私が冷静にならなくては。

「西田さんも小島もちょっと良いかな。」

4人が主任のデスクで話し合っている。

良い風景なんだけど…、もう見納めなんだな。

私はそんな風にそちらを見る。

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