女40歳、お嫁にもらってもらいます!
「とにかく中に入りましょう。俺の作った料理を係長にも食べてもらいたいし。」

ニコニコしている小島くんは限りなく可愛い。

私は二人にテーブルにつくように言われた。

小島くんが手慣れた様子で料理を盛り付けると、それを息の合った様子で西田がこちらへ運んできた。

「小島くんの料理の腕はなかなかなんですよ。私はすっかり虜になってしまいました。」

西田が私を見て、にっこりと笑う。

私が今まで見た西田の中で一番可愛い。

確かに西田は料理に関しては、作る側ではなくて食べる側だ。

私が泊っても、いつも料理をするのは上司の私の方だ。

まさか小島くんにこんな特技があるとはね…。

「美佐さんが美味しそうに食べる姿に惚れちゃったんですよね。」

これまた会社では見せないような小島くんのデレデレした様子。

私までつい笑みが漏れてしまう。

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