女40歳、お嫁にもらってもらいます!
そんな大人の余裕を羨ましく思う。

部長はそれから一切その事には触れて来なかった。

「えっ?こんな大きなプロジェクトを私達のグループに任せてもらえるんですか?」

和食の店で定食を食べながら、私達は話をしていた。

「これは私の一存ではない。上からの推薦だ。その決定を聞いた時、私も誇らしかったよ。」

「でも…、私達の手に負えるでしょうか。」

私は久しぶりに弱気な声を出した。

「大丈夫だよ。君の仕事ぶりを一番そばで見ている私が太鼓判を押すんだから。いつものように強気で前進して行ったら良い。それが君の良い所なんだから。」

部長のその信頼しきっている様子に、私も何だかうずうずしてくる。

「こんな大きなやりがいのある仕事…、嬉しいです。」

「まずは今からの初顔合わせで、きちんとした相手の意図を山本さん自身が掴んで来るんだ。そしてグループを指揮して欲しい。」

私の目の前がぱっと開けたような気がした。

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