人生の続きを聖女として始めます
「……説明はしないんですか?」
懐かしい光景を思い出し、心がざわめくのを悟られないように獅子王に言った。
「してほしいなら、いくらでも?」
「お願いします」
「わかった。それでは、まずあの星……」
獅子王はすっと腕を上げ、1つの輝く星を指差した。
「ほら、真ん中にみえる、あの大きい星、あれは……」
「レグルス」
思わず口をついて出た言葉に、獅子王の体が大きく震えた。
獅子王が指差したのは獅子座。
その中で最も美しく雄々しく輝く星が、愛しい彼と同じ名前であることを私はレグルス本人に教えてもらったのだ。
私は咄嗟に口を押さえ、言ってしまった言葉を無かったことにしようとしたけど、それは無駄な努力だった。
「……へぇ、博識だな。誰かに……聞いた、のか?……」
獅子王は内から絞り出すように言った。
「……はい。以前、ある人に……」
私も、恐る恐る返した。
偶然とは言え、レグルスの名を口にしたことが、獅子王(ルリオン)を動揺させている。
全く知らないのなら、彼のこの反応は明らかにおかしい。
獅子王(ルリオン)は、レグルスを知っている。
彼がどうなったかをきっと知っている!!
私はそれを確信した。
懐かしい光景を思い出し、心がざわめくのを悟られないように獅子王に言った。
「してほしいなら、いくらでも?」
「お願いします」
「わかった。それでは、まずあの星……」
獅子王はすっと腕を上げ、1つの輝く星を指差した。
「ほら、真ん中にみえる、あの大きい星、あれは……」
「レグルス」
思わず口をついて出た言葉に、獅子王の体が大きく震えた。
獅子王が指差したのは獅子座。
その中で最も美しく雄々しく輝く星が、愛しい彼と同じ名前であることを私はレグルス本人に教えてもらったのだ。
私は咄嗟に口を押さえ、言ってしまった言葉を無かったことにしようとしたけど、それは無駄な努力だった。
「……へぇ、博識だな。誰かに……聞いた、のか?……」
獅子王は内から絞り出すように言った。
「……はい。以前、ある人に……」
私も、恐る恐る返した。
偶然とは言え、レグルスの名を口にしたことが、獅子王(ルリオン)を動揺させている。
全く知らないのなら、彼のこの反応は明らかにおかしい。
獅子王(ルリオン)は、レグルスを知っている。
彼がどうなったかをきっと知っている!!
私はそれを確信した。