人生の続きを聖女として始めます
ーーー(エスコルピオ)
「ジュリ様!!」
沈み行く体を支え、私は呆然とした。
「はははは!やったぞ!聖女を殺してやった!!スタンフォード万歳!!バートラム様!見ていただけましたか!」
狂ったように天へと叫ぶノーラを見て、何が起こったかを悟った。
ジュリ様は毒矢を受けたのだ。
ほんの一瞬、私が背を向けた時に……。
騒ぎを聞き付けて、入り口の近衛兵がやって来た。
と、同時に真向かいの扉から、護衛騎士ルイスが飛び出し、剣を手にこちら襲い掛かってくる。
ジュリ様にトドメを刺す気か!?
近衛兵の1人にジュリ様を託し、応戦するべく剣を抜いた。
「死ね、スタンフォードのために!バートラム様のために!!」
「……そうはさせるか!」
ルイスの剣を正面で受け、そのまま力で押し返す。
ジュリ様の命が危ないというのに、こんなところでもたついている場合ではない。
しかし、奴等をこのままにはしておくことも出来ない!!
早めにケリをつけなくては!
もう一度大きく剣を振りかぶったその隙を付き、一撃を正面でいなし、二撃目で胴を斬る。
狭い部屋で剣を振り回すとこんな風に反撃される……というお手本のような技だ。
「グハッ……」
腹を押さえて踞るルイスの首はがら空きだ。
迷うことなくそれを両断すると、ゴトン、という重い音を立てて首は床に落ちた。
「エスコルピオ……お前はいつも我らの邪魔をしおって……」
近衛兵に手こずったノーラは憎々しげに言うと、間合いをとりながら短剣を構えた。
ノーラと相対した近衛兵は重傷を受けて倒れているが、ノーラ自身も結構な手傷を負っている。
面倒な方が残ってしまった……ルイスよりも、近接戦ではノーラの方が手強い。
そう思った時、にわかに入り口付近が騒がしくなった。
異変に気付いた誰かが駆け付けたのか!?
人の気配に振り返ると、そこにいたのは獅子王陛下とロシュ将軍だった。
「ジュリ様!!」
沈み行く体を支え、私は呆然とした。
「はははは!やったぞ!聖女を殺してやった!!スタンフォード万歳!!バートラム様!見ていただけましたか!」
狂ったように天へと叫ぶノーラを見て、何が起こったかを悟った。
ジュリ様は毒矢を受けたのだ。
ほんの一瞬、私が背を向けた時に……。
騒ぎを聞き付けて、入り口の近衛兵がやって来た。
と、同時に真向かいの扉から、護衛騎士ルイスが飛び出し、剣を手にこちら襲い掛かってくる。
ジュリ様にトドメを刺す気か!?
近衛兵の1人にジュリ様を託し、応戦するべく剣を抜いた。
「死ね、スタンフォードのために!バートラム様のために!!」
「……そうはさせるか!」
ルイスの剣を正面で受け、そのまま力で押し返す。
ジュリ様の命が危ないというのに、こんなところでもたついている場合ではない。
しかし、奴等をこのままにはしておくことも出来ない!!
早めにケリをつけなくては!
もう一度大きく剣を振りかぶったその隙を付き、一撃を正面でいなし、二撃目で胴を斬る。
狭い部屋で剣を振り回すとこんな風に反撃される……というお手本のような技だ。
「グハッ……」
腹を押さえて踞るルイスの首はがら空きだ。
迷うことなくそれを両断すると、ゴトン、という重い音を立てて首は床に落ちた。
「エスコルピオ……お前はいつも我らの邪魔をしおって……」
近衛兵に手こずったノーラは憎々しげに言うと、間合いをとりながら短剣を構えた。
ノーラと相対した近衛兵は重傷を受けて倒れているが、ノーラ自身も結構な手傷を負っている。
面倒な方が残ってしまった……ルイスよりも、近接戦ではノーラの方が手強い。
そう思った時、にわかに入り口付近が騒がしくなった。
異変に気付いた誰かが駆け付けたのか!?
人の気配に振り返ると、そこにいたのは獅子王陛下とロシュ将軍だった。