篠田くんの取扱説明書
「私があまりにも地味すぎて、物珍しいだけじゃないかな…」
「そんなことない!
桃は優しいし、可愛いよ!
先輩はそれをわかってるんだと思う!」
「あはは。ありがとね、秋穂」
初めて話した時から、何故か秋穂は私のこと可愛いって言うんだよね。
たぶん、お世辞だろうけど。
「でもいいなぁ〜立花先輩。
あたしも近くで見てみたいよ」
「近くで見るくらい、許してくれるんじゃ…「桃奈ちゃーん」
秋穂と話していると、それを遮るように廊下から私を呼ぶ声がした。
秋穂と一緒にそっちへ向くと、秋穂の目が瞬時にハートに変わる。
「た、立花先輩…っ♡」
「あ、秋穂…?」
こちらに手を振ってる立花先輩を見て、秋穂がポッと頰を染めて先輩に釘付けになっている。
とんでもないフェロモンでも撒き散らしているんだろうか?
立花先輩…危険すぎる。