アナタと、キスと、銃声と。

「責任って?」


「その時が来たら言う」


「その時っていつ?」


「知らない」


「えー、今言ってよ」


「もう寝ろ」






そう言ってまたキスを落とす。


翔平ちゃんからのキスは甘くて、温かくて大好き。


にやにやする顔を翔平ちゃんの胸に埋めて、目を閉じる。


足を絡めて、片手は翔平ちゃんの背中に回して。


冬なのに全然寒くない。









「おやすみ」


「おやすみ、梨瑚」







翔平ちゃんの鼓動が心地よくてわたしはすぐに夢の中へ。


なんだか、幸せな…夢を見た気がした。


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