アナタと、キスと、銃声と。
「みたい、先生が言ってた」
「…ごめんな」
「なんで翔平ちゃんが謝るの」
笑って言ったけど、翔平ちゃんは悲しそうにわたしを見つめていた。
謝らなくていいのに。
むしろ、わたしの方が謝らなきゃいけないのに。
翔平ちゃんに、こんな怪我させちゃって。
「女の子なのに、傷なんて…嫌だろ」
「わたしは平気だよ、勲章?みたいな感じになっていいじゃん」
明るく言っても、どうしても笑ってくれない。
そんな顔して欲しくないのに。
笑ってて欲しいのに。
「そんな顔しないで、わたしは翔平ちゃんが居てくれるだけでいいんだよ」
「…ありがとう」
「うん!」
「傷の責任は取るから」
責任?
キョトンとしていると唇にキスが落ちてくる。